クワガタムシ科マルバネクワガタ属アマミマルバネクワガタNeolucanus protogenetivus 

奄美大島（加計呂麻島，請島，与路島等の付属島を含む）5市町村（奄美市・竜郷町・大和村・瀬戸内町・宇検村）の希少野生動植物の保護に関する条例及び徳之島３町（伊仙町・天城町・徳之島町）の希少野生動植物の保護に関する条例により，採集禁止

発生時期9月から10月頃、奄美大島のスダジイの巨木が密集する深い森の中で観察する事が出来る

秋になるとハブのいる原生林の森の中をマルバネを求めて南西諸島へやってくるクワガタ屋が後を経たない魔性の昆虫

クワガタを好きな人なら一度は野外で見てみたいと思う憧れのクワガタ

密猟者を防ぐために山中にはカメラが仕掛けられシーズン時には昆虫パトロールが見回っています

※写真撮るだけなら問題はありませんが、許可が必要な場所に入る場合はしっかりと申請をする様にしてください

クワガタムシ科ミヤマクワガタ属アマミミヤマクワガタLucanus ferriei

発生時期7月から9月頃　奄美大島のみに分布する希少なクワガタ　台湾に分布するヒメミヤマクワガタに似る

奄美大島（加計呂麻島，請島，与路島等の付属島を含む）5市町村（奄美市・竜郷町・大和村・瀬戸内町・宇検村）の希少野生動植物の保護に関する条例及び徳之島３町（伊仙町・天城町・徳之島町）の希少野生動植物の保護に関する条例により，採集禁止 

標高300m以上の原生林に生息する　夜行性で木の上部でメスを待つオスの個体が見られるが目視では確認しづらい

しばしば電柱の上部にてオスを見かける事がある

樹液や果実トラップ、ライトにも来るようだが採集は禁止されている。ナイトツアーされているガイドの方や昆虫パトロールが見回っていたりするので、観察、撮影するのにも配慮が必要だと思います

クワガタ好きなら一度は見てみたいクワガタ

クワガタムシ科シカクワガタ属アマミシカクワガタRhaetulus recticrnis

奄美大島（加計呂麻島，請島，与路島等の付属島を含む）5市町村（奄美市・竜郷町・大和村・瀬戸内町・宇検村）の希少野生動植物の保護に関する条例及び徳之島３町（伊仙町・天城町・徳之島町）の希少野生動植物の保護に関する条例により，採集禁止

５月から９月頃活動し、８月頃が一番よく見られる。比較的標高が高い地域のほうが可能性は高い。スダジイやみかんの木などの細枝に付いている事が多い。野外では小型個体が多いが、大型個体になると大あごがシカのように強く湾曲する。

コクワガタやノコギリクワガタの小型個体と間違えて持ち帰らないようにしましょう。自分で種類を判別できない個体は持ち帰らない事。

クワガタムシ科オオクワガタ属ヒラタクワガタ亜属スジブトヒラタクワガタ　Dorcus metacostatus

発生時期4月下旬から10月頃　発生のピークは7月　稀に12月でも樹液を啜っているのを見かけることもある。

みんな大好きスジブトヒラタ！

上翅に明確なスジが８本ある珍しいクワガタ。日本の固有種で奄美諸島にしか生息していない。メスのスジもとても美しく人気があるクワガタ。

みかんの木やタブ、アカメガシワ、シイ、タブ、バナナトラップや街灯にもよく飛来する。

60ｍｍを超えると大きい、めざせ70ｍｍＵＰ！

クワガタムシ科オオクワガタ属ヒラタクワガタ　亜種　アマミヒラタクワガタ　Dorcus titanusu elegans

奄美諸島に生息するヒラタクワガタの亜種　大顎が軽度に湾曲し胸部は丸く太い

奄美大島では一番生息数が多いクワガタ　飼育するとかなり大型になる人気のクワガタ。

アマミヒラタにもスジが入るがスジブトヒラタ程、明瞭ではない。

みかんの木、タブ、シイ、アカメガシワの樹液に集まる。バナナトラップや街灯にもよく飛来する。

野外では50ｍｍ以下の個体が多い。65ｍｍ超えるとかなり大きい。

目指せ70ｍｍＵＰ！

クワガタムシ科ノコギリクワガタ属の奄美亜種　アマミノコギリクワガタ

Prosopocoilus dissimilis

発生時期６月中旬から９月上旬　日本のノコギリクワガタの中では奄美大島産のものが特に大型で、大顎が長く太く立派である。上翅に光沢が強く黒い個体が多い。

みかんの木、アカメガシワ、タブ、シイ、熟したアダンの実やバナナトラップ、街灯にも良く飛来する。

大型になれば湾曲が強く出てとにかくかっこよいクワガタ

60ｍｍ前後の個体が多いが75ｍｍを超えると大きい

目指せ80ｍｍ！

クワガタムシ科オオクワガタ属コクワガタ亜属　アマミコクワガタ　Dorcus amamianus

コクワガタの名が付くがコクワガタよりヒメオオクワガタの方に似ている点が多い

大あごは短く強く湾曲していて、足やフセツは長い。樹洞よりも樹上で生活しているするのに適している。本土のコクワガタのように生体数は多くはない。
発生時期５月下旬から１０月。みかんの木やタブの木、シイの樹液、バナナトラップやライトにも飛来することはあるが、数は多くない。

クワガタムシ科ネブトクワガタ属アマミネブトクワガタ　Aegus laevicolis subnitidus 

ネブトクワガタの奄美諸島亜種　

国内産のネブトクワガタの亜種では最も大型になる。野外で見かけるのは小さいサイズのものばかりだが、３０ｍｍを超えると顎が発達し身体も太くかなりかっこよい。

発生時期５月から１０月頃、ネブトが好む樹洞を見つけることが出来れば１年中見れるかもしれません。

タブ、シイ、アカメガシワ、ソウシジュの樹液に来ることがある。バナナトラップや街灯にも飛来することもある。

野外では20ｍｍ程のオスが多い　28ｍｍあると大きい　目指せ30ｍｍup

クワガタムシ科チビクワガタ亜科ツノヒョウタンクワガタ属ルイスツノヒョウタンクワガタ　Nigidius lewisi

全身つやがあり、クワガタムシらしくない独特の大あごをもち、一年中朽木の中で過ごす。カシ・シイ類の倒木、落ち葉の下から年間を通じて見つかる。雄雌判別が難しい。

他の虫を探していると稀に歩行中の個体に出会える事もある

奄美では局所的に分布していて、ほとんど樹液に来ないので見つけるのは難しい。

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